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平八郎さんのおはなし/【再召集を免れた話】
[寄稿]
 日中戦争(祖父は最後まで「支那事変」と云っていました)が泥沼化する前に満期で召集解除となった祖父は、昭和15年10月に北海道に戻り、地元の女満別(現・大空町)に戻って、飛行場の建設に従事するようになりまして....
平八郎さんのおはなし/【皮で作ったアルバム】
[寄稿]
 あるとき、中隊長が戦利品として手に入れた皮を祖父にくれたらしく。どうしたものかと思案してたら、それで軍隊での写真を貼るアルバムの函を作ろうと思いついた祖父。とはいえ、布を切ったり縫ったりはできても皮について....
平八郎さんのおはなし/【食料の調達】
[寄稿]
 行軍中、途中にあった集落で休憩することになって、食料として豚を丸々一匹もらってきたものの(そんな酷いようなことして貰ってはこなかった、と祖父は断りを入れていた)、絞めるための刃物を持ち合わせてなく、どうした....
平八郎さんのおはなし/【殴られた少尉から缶詰を貰った話】
[寄稿]
これも行軍中の話で。皆が自分の武器や背嚢はもちろん、鍋だのたらいだの、これ以上持てない程に荷物を持って行軍していたら、ある少尉が疲れたらしく、祖父と隣で一緒に歩いてた人へ自分の荷物を寄越して「貴様ら、コレを持....
平八郎さんのおはなし/【飯盒をすり替えた話】
[寄稿]
 ある行軍の休憩時間。ご飯を炊く水を汲みに飯盒を持って川辺に向かうと…途中、周囲にだれもいない焚火に飯盒がかかっていたそうで。その時は素通りして、水を汲んで折り返してくるとまだ焚火に飯盒がかかっていて…やっぱ....
平八郎さんのおはなし/【お腹を壊した話】
[寄稿]
 暑くても寒くても、陸上では徒歩の移動だった中国。途中飲料用の水がなくなって、仕方がないからそのへんの水を飲んだら当たってしまった祖父。テキメンにお腹を下して、軍医から「死にたくなかったら落ち着くまで水を飲む....
平八郎さんのおはなし/【靴を失敬してきた話】
[寄稿]
 いつの頃の話かは不明ですが、祖父は班員の靴管理の係をしていたそうで、とある寝る前にどうも靴が班員の分ないことに気がついたそうです。靴が揃っていなかったら、大目玉を食らうことになるので、同じように靴が揃ってな....
平八郎さんのおはなし/まえがき
[寄稿]
平八郎さんのお話を 天野さんからおうかがいしているうちに、平八郎さんが、子どもたち、孫たちに語り伝えていた ちょっとしたお話も、記録に残したいと思うようになりました。天野さんも同じ思いを感じておられたので、平....
武田平八郎さんのこと
[寄稿]
天野さんとご友人のお二人は 咲間さんに会いに、北海道まで来てくださいました。天野さんをここまで導いてくれたのは 祖父、武田平八郎さんです。武田平八郎さんは 数年前にすでに他界されましたが、咲間さんと同じく 昭....
天野さんから 再度メール 2017
[寄稿]
昨年のちょうど今頃、咲間進さんと野戦瓦斯第13中隊に関するブログを拝見し、同じ部隊にいた祖父・武田平八郎のことで連絡させていただいた、天野と申します。ご無沙汰しておします。みつやさん、咲間進さん、お元気であり....
天野さんからのメール 2016
[寄稿]
はじめまして。突然のご連絡失礼いたします。わたしは天野(仮称)と申しまして、北海道生まれの現茨城県在住の者です。つい昨日、一昨年亡くなった祖父の軍歴票から所属部隊の名前を知る機会があり、そこからみつや様の記事....

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