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平八郎さんのおはなし/【靴を失敬してきた話】
[寄稿]
 いつの頃の話かは不明ですが、祖父は班員の靴管理の係をしていたそうで、とある寝る前にどうも靴が班員の分ないことに気がついたそうです。
靴が揃っていなかったら、大目玉を食らうことになるので、同じように靴が揃ってなかったどこかの班が恐らく持って行ったんだろう、と。
しょうがないので祖父もちょっと隣の班のところまで行って、適当に靴を失敬して事なきを得たのだとか。
祖父曰く「まぁ、貰ってきた相手のほうも大変だったろうなぁ、ははは」と笑ってましたが、咲間さんの話でも同じような話があって、わりとどの年代の兵隊さんも同じ経験しているようです。

(令和元年 5月25日 天野 記)


[寄稿]

Edited by じゅんか 2019-05-27 09:43:58
Last Modified 2019-11-21 07:59:44

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