手記著者/咲間 進さん
大正７年生まれ。北海道在住。昭和14年から一年余り、日本初の毒ガス部隊「野戦瓦斯第13中隊」に配属。中国の戦線で戦う。一度帰国後再度召集され、樺太へ。樺太は 昭和16年8月から昭和18年3月迄出征。再び帰国後、再三の召集。昭和18年8月から旭川9部隊連隊本部に軍務後、憲兵隊に憲兵として軍務。昭和20年6月から本土決戦部隊で軍務中終戦となった。
寄稿/武田平八郎さん
大正６年生まれ。北海道出身の元日本兵。武田さんは咲間さんと同じく、昭和14年から一年余り、日本初の毒ガス部隊「野戦瓦斯第13中隊」に配属。中国の戦線で戦う。その後は郷里に戻り、平成26年死去。武田さんご自身は毒ガス部隊について語ることなく亡くなられましたが、お孫さんが残された日記と軍歴表などをたどり、寄稿をお寄せくださいました。
コラム/みつやじゅんか
昭和46年京都生まれ。
北海道在住のホームページ屋。
『
半農半WEB屋 press328.com』を夫婦で運営中。
日記サイトもあります
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武田平八郎さんが残したもの
「戦場体験放映保存の会」さんによる PDFファイルを見て、私は少しびっくりしました。
武田平八郎さんが残した写真や軍歴票などをもとに、天野さんが、行軍の行程を図にしてくださっています。
写真//同じ中隊の上官全員
毒ガスについては 家族に話すことなく亡くなられたようですが、戦地の合間の無難な そしてどこかユーモラスなエピソードだけをお孫さんに話し、興味を持ったお孫さん、天野さんが 今になって行程を整理して、このPDFファイルが出来上がっています。
起きた出来事を断罪するでもなく、賛美するでもなく、ただ 記録する。
戦後70年を過ぎたからこそ、できることもあるのですね。
写真//昭和14年12月。部隊の餅つき大会
写真//慰問品をもらって喜ぶ武田平八郎さん（右）と戦友。
Edited by じゅんか 2019-04-15 16:47:51
Last Modified 2019-04-16 08:46:40
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